しろいはなび

twitterでは手狭に感じてきたのでブログを始めてみました。

メビウス オプション8。わたしが長く吸い続けている煙草。

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色々なレビューを見ていると筆力の差、知識の差、というものは歴然としてくるような気がします。ゲームであったり煙草であったり本であったりのレビューを自分でも試しに書いてみると、意外に書くことが無かったり、上手く書けなかったり、構成を考えるのが難しくてなかなか上手く書けたと思えないものが多いです。そんななか同じものでも面白く書いているひとがいると、「なるほどこういう視点もあるのか」と気付かされます。みんな、すごいね。

 

自分は大学時代から煙草を吸い始めて、自分が覚えている範囲で日頃吸っていた煙草は、ハイライトメンソール、ピアニッシモヴィヴ、バージニアアイスパール、そしてメビウスオプションで、あと新発売のを見かけると一箱くらい吸ってみて楽しんでます。なんだかどちらかというと甘めの銘柄が好きみたいですね。ちなみにピアニッシモヴィヴは一年くらい前に無くなっちゃいました。なんとなく長続きしそうにないなあと思っていたのですが、やっぱりそうでしたね。

ここ二年くらいはずっとメビウスオプションを吸っています。最近どの煙草にもつくようになったフィルターにカプセルが埋め込んであって手でぷちっと潰して味を変えられるものです。出た当初はメンソールをさらに強める程度でしたが、ヴィヴくらいからガムのフレーバーのような味が出ました。アイスパールもそうですしメビウスはブルーベリーみたいな味がしてこれがとても美味しい。

 

だけどこれだけ長く吸い続けているとちょっと飽きがくるもので、惰性で吸っているような感じになりつつあります。また美味しい煙草出ないかなあと楽しみにしています。

 

ちなみに最近パッケージをリニューアルしたみたいですが新発売のオプションイエローと区別がつきにくく、一瞬ドキッとしてしまいました。

【手巻き煙草】コルツ バニラ

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手巻き煙草に関しては好事家のオヤジさんたちが詳細なレビューを残してくれているし、たくさんの初心者指南の記事を残してくれている。それを見てるとほんとうにたくさんの種類の煙草の葉が存在している。

 

手巻き煙草にはあらかじめ葉にフレーバーをつけて独特の匂いをつけている葉がたくさんある。メンソールもそうだし、お酒っぽい匂いや果物の匂いであったりそれだけでもたくさんの種類がある。

 

そのなかでもバニラの味つけをしたものが4品種出ているようだ。(ブログによると)バニラの匂いがするといえばピースとキャスターを真っ先に思い浮かべるが微かな匂いでアクセントにしているだけ、ということが多いようだ。

 

そのブログのレビューをみて4品種のうち最もバニラの匂いが強いものを試しに選んでみた。それがコルツバニラだ。ゴールデンバージニアよりは加湿されていないが、封を開けると咽せるようなバニラの匂いがした。部屋中に充満しているんじゃないか、というくらいの強烈なバニラでとんでもなく甘い匂いだ。よく言われているのは「練乳」なのだけれど言われてみると本当にそんな感じの濃厚な匂いだ。

 

いつも吸っている煙草がメビウスオプションであることからも分かるようにわたしは甘めの煙草が好きなのだけれどそれでも不安を覚えるぐらいの強烈な匂いだった。

 

さっそく巻いて吸ってみるとそれがけっこう吸いやすい。確かにバニラの匂いは強めなのだけれど、煙草の重い感じはまったくない。ゴールデンバージニアは自分には少し重すぎたけれどこれならちょうどよく吸える感じだ。

 

ただ、甘いことには甘いので、甘いのが苦手なひとは少し気を付けた方が良いかも知れない。こんな不思議な味付けの煙草があるなんて、と驚きを覚えました。

【手巻き煙草】ゴールデンバージニア

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最近手巻き煙草というものに手を出してしまった。大学時代から友人や後輩やら先輩がたまに吸っているのを見たことがあるが、いまいち興味がわかず手を出していなかったのだけれど、キセルを吸う機会があって、それがとても美味しかったので、タバコ屋に行って一式を揃えてもらった。キセルは葉の詰め替えが面倒で最近は吸わなくなってしまったのだけれど、煙草屋に行ったときに目に入った手巻き煙草のパッケージが気になって色々と調べてみると、普通に煙草を買うよりも安価に、しかもまだ吸ったことのない銘柄の煙草がたくさんあることが分かった。

 

わたしはもっぱらメビウスオプションを吸っているのだけれど、それも長くなって、なんとなく味に飽きが来ていたところだったので、またもや煙草屋に行って手巻き煙草のキットを見繕ってもらった。

 

手巻き煙草を吸う上で必要なものは以下のものだ。当然ながら煙草の葉、だいたい1パック900円前後が平均の相場でそれよりも高いものもあれば安いものもある。1パックに40gが基本のようだけれど、50gであったり25gで売っているものもあるようだ。まだ始めたばかりなので分からないが40gで90本近くは作れるような感じがしている。

それに、煙草を巻く紙で、多くの煙草の葉に付属している。この紙の材質や厚さもたくさんのバリエーションがあって凝るひとはとても凝っているようだけれどいまのところそこも分からない。

吸い口となるフィルターでわたしはPURE SLIM200エクストリームロングというものを使っている。これは煙草屋のオヤジに勧められたから使っている。

そしてローラーと呼ばれる板ガムみたいな四角いプラスチック製の機械だ。

 

と説明されても難しそうと思うだけなので、最初は煙草屋に素直に聞いてしまった方が良い。生活圏内にある煙草屋も出先に立ち寄った煙草屋も、とても親切丁寧に教えてくれた。最初に手巻き煙草を揃えた店は手巻き煙草の巻き方を教えてくれて試飲?させてくれた。

 

そんなこんなで勧められるがままにゴールデンバージニアを買って吸ってみた。ゴールデンバージニアは上質なバージニア葉を使った煙草らしいのだけれども、パッケージを開けて葉を触ったらすごく湿気ていてびっくりした。(手巻き煙草は湿気が重要な要素らしいが、その辺はわたしはよくわかっていない)

とにかく葉が湿気ていて煙量がいつも吸っているものと比べてすごく少なくきちんと吸えているのかよく分からなかった。

 

何回か巻いたりしているうちにコツが掴めた。ようは葉をよくほぐさないとなかなか空気が入らないようだ。それでもこの葉は他のものに比べて煙量は少ないようだ。

 

だけれどいままで吸ったことのないような自然の甘みを感じることができて、とても高い煙草を吸っている感じがして、とても美味しかった。この感じはほかの煙草では味わったことがなかった。こういうのをJTも出したらいいのに、と思ったほどだ。

 

ただそれまでの煙草に比べて少し重い感じがしたのでその辺りは注意が必要であろう。そんなこんなで手巻き煙草の沼に片足を突っ込んでしまった。一棚を占領するぐらいの多さの銘柄を片っ端から試したい気分に駆られている。

【感想】Portal2(2011)

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FPSの要素はだいたい二つに分けられる。一つは的を撃つ。未知のエイリアンであったり、敵国の兵士だったり、ギャングであったりするのだが、その動き方のリアルさであったり立ち回り方を考えさせながら撃つことを楽しませる要素がある。もう一つはA地点からB地点へ行くことだ。立体的なマップのある地点からある地点へ行くことによってゲームが進行する。これは多くのゲームでは疎かにされがちである。なぜなら道が分からなくなって立ち止まることはプレーヤーは嫌うからだ。少し前の世代のゲームではよくあったことだ。どこに行けばいいのか分からず右往左往した挙げ句、目立たない場所に扉のスイッチがあったりしたりする。近年では(とくにCoD以降は)コンパニオンが先導してくれ、こっちだあっちだと指示してくれるようになった。これによってプレーヤーの進行を調節しながら物語にも起伏と厚みを与えることができて、とてもナイスアイディアである。

 

Portal2はこの後者のA地点からB地点に向かう要素を膨らましてゲームにしたコロンブスの卵的な発想のゲームだ。自分の好きな場所に入り口と出口を作ることができる「ポータルガン」というアイテムを使って到底行けそうにない場所までたどり着くというのがこのゲームの趣旨でFPSファーストパーソンシューティング)というよりFPP(ファーストパーソンパズル)である。好きな場所に入り口と出口を作ることが出来るというシンプルな要素を使ってクリアしたときにはいわゆる「アハ体験」はなんとも爽快である。

 

ストーリーは前作のすぐ直後から始まるが、前作からは数百年経った世界が舞台になる。無菌室的なステージ構成は朽ち果て錆びと植物が生え、ステージの裏側を通り抜け、主人公はこのパズル地獄から脱けだそうと画策する。前作では謎の多かった舞台設定の過去を明かしながら、平行軸に極大の垂直軸が貫かれていることも興味深い。

ステージの中盤で現在では破棄された過去の実験施設に行くことになるのだが、それを垂直的に落ちることで表現し、登ることで明らかにしていくというのはメタファーとしてもとても面白い。

随所に挟み込まれるブラックジョークも風刺が効いているし、伏線の張り方も見事であって濃密なプレイ体験をすることができた。

摩耗してしまったのかもしれない

http://www.flickr.com/photos/26304233@N00/2411565868

photo by Adam Foster Photography

わたしが高校生だったころ、難しそうな日本文学はきっと若造の自分には「分からない」と思って敬遠していた。それでも舞城王太郎との電撃的な邂逅や西尾維新の見たこともない文体や佐藤友哉の破綻しながらもタイヤの一輪になっても進み続ける物語に新鮮な驚きがあった。それ以外にもサリンジャー谷崎潤一郎沼正三やスティーブンキングなどの作品世界に酔いしれながら読むことができた。

 

だけれど、ここ数年は自分のなかで、どうも小説世界にどうも以前ほど肉薄することができなくなっていることに最近気が付いた。どうも、一歩引いたような位置でその作品の行方を見守るような感じでしか読むことができない。

それは映画を見るときもそうだ。映画は確かに楽しいけれど、それでも以前ほどどっぷり浸かることはできず足湯につかっているような、もどかしさを感じる。

 

わたしはいつの間にか、空想の世界から締め出されてしまったのだろうかと思って、少し悲しくなった。

 

それとも、わたしにも入国が許された物語世界がどこかにあるのだろうか。それを期待しながら今日も本を、映画を、そして手を取る。諦めながらも諦めきれず、かすかな希望。

3月のTOP TWEETたち

3月のネットで一番興味深かったのはやはりルミネのCMの件でした。それと同時にネットフェミニズムにもうんざりさせられましたが、それなりに知見を得られたので良しとしましょう。

けれども、このように自分の好きなものを並べるのは気持ちよくて良いですね。

 

 

 

 

ルミネのCMの反応を見て(サイバー)フェミニズムから卒業したくなった

今週のお題「卒業」

youtu.be

 

一年くらい前までフェミニズムというのは真に平等な社会を作ろうとする思想なのだと思っていた。フェミニズムの思想によれば女性はもちろんほかの問題系を抱えているひと(障害者であるとか)や男性までもが社会の規範に囚われずに思うように生きられるようになるための思想であり運動であり学問であると思っていた。けれども、ろくでなし子さんの話題であったり、ちょうど一年前くらいに流行ったロボット学会誌の表紙に女性型アンドロイドが家事をしている絵が採用されたことにたいする反応であったりを見てからかすかに不信感を覚えていたのだけれど、今回のルミネのCMの反応を見て、心の底からフェミニズムとは離別したくなった。

 

あのCMへの反応は単純にヒステリックであるし、冷静に見ようとすればあの件の上司は嫌味なキャラクターであったけれどもお洒落をした巻き髪の女性にたいしても「巻いただけですってー」と舌っ足らずな物真似をして茶化していた。つまり彼は誰にたいしても平等に嫌な奴なのではないだろうかとわたしは思った。炎上の中心である「需要」が違う、という言葉も、見た目は職場の華ではないが仕事ができるからそれでいいじゃないか、というようにわたしは受け取った。女性全員が職場の華である必要はないし、ショムニ江角マキコ(きちんと見ていないうえに喩えも古くて申し訳ないのだけれど笑)のように仕事がバリバリできる女性というのも凛々しくて良いのではないか、と思う。

 

そのことにあれほどまでに執拗に批判を加える必要があるだろうか、と思うのだけれど、あれはテレビで文句を言うようにツイッターにも書きたいけれど、「ムカつく!ありえん!」だけでは140文字が埋まらないので、別の言葉に置き換えているだけじゃないかとも思った。

 

それにそもそも彼女たちの掲げる思想や出てくる言葉は本当によりよい社会のためなのであろうか、と思う。このCMの例で言えば化粧をして可愛く着飾り職場の華としてサバイブしていくのもまた一つの生き方として承認されてしかるべきであろうが、そのような世渡り上手な女性もまとめてキャタピラで踏みつぶしていくような暴力性が感じ取られた。(それに能町みね子さんやらはあちゅうさんがこのCMを作ったのは無理解なおっさんだったから良い、イケメンだったら許したというようなことを発言したのも気になった)

 

ただあのような意見は正義の側に立って日々の鬱憤を晴らすために石を投げたいか、ただ彼女たちの眼に映る男性性が羨ましくて怨嗟の声をあげているかのようで、ちょっと気味が悪く感じられたということもある。

 

もうしばらくはきっとフェミニズムについての違和感を検証しながら自らから引き剥がし新たな思想を打ち立てる過程が必要になるかと思われます。

 

最後にツイッターに流れてきたweb漫画を紹介したいと思います。この作品はとても面白いし、多くの女性がどれかのキャラクターに感情移入して読めるんじゃないかと思われます。お時間がある方は是非。