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しろいはなび

twitterでは手狭に感じてきたのでブログを始めてみました。

【感想】MEDAL OF HONOR(2010)

かつて新世代機と呼ばれていたもの、いわゆる第七世代機、プレイステーション3XBOX360世代の戦争を題材にしたFPSの覇者は近未来戦争をリアルに描いたコールオブデューティシリーズで、次点がバトルフィールドシリーズでした。CoD4MWで近未来戦争をドラマティックに描き後発のソフトはすべて近未来の戦争を描いた物になりました。

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プレイステーション2時代、通称第六世代機ではCoDシリーズの産みの親(この辺りの制作会社の本家、分家などのお家騒動も面白いがそれはwikipediaに譲るとして)であるメダルオブオナーシリーズが猛威を振るっていました。それは当時は「FPSなんてっ」「戦争なんてなんか男臭くていやだわ」なんて言っていた高校生だった自分ですら名前ぐらいは聞いたことのあるそれは有名なシリーズでした。

 

 プレイステーション2では一貫して第二次世界大戦を描き続けていたこのシリーズですが、時流には逆らえなかったようで、XBOX360においてリブートし現代戦争を描きました。この作品では現代のアフガニスタンを舞台にしてタリバンらしきテロ組織と闘う特殊部隊Tier1とアメリカ陸軍第1大隊第75レンジャー連隊の展開した3日間の作戦が描かれます。実際に特殊部隊に所属していた兵士をアドバイザーに迎えて脚本を作っているようで、本部や仲間との緊迫した(もしくは軽口)通信はとてもリアルに感じました。また、CoDではゲーム性を重視して数人ではとても対処できないような一騎当千のようなシーンが出てくることもなく、仲間同士の裏切りや核兵器の危機などドラマティックなシーンは出てくることなく、とても淡々としています。

 

おもなミッションは山岳地帯からテロリストを一掃するものでそれに付随してミッションが付け足されていっています。リアリティと盛り上がりのバランスに苦労したように思われます。あまりにもリアリティを前面に押し出しすぎると間口が狭くなりすぎてカジュアルなユーザーを置いてけぼりにしてしまいます。まがりなりにも戦争FPSの草分け的存在であるメダルオブオナーブランドではそのようなことはできません。結果としてリアリティを重視しながらもカジュアルなゲーム性に寄せました。しかしそれが仇となって中途半端にリアルだけれども、ゲームとしても面白くない、という悲惨な結果を招いてしまいました。つまり全体的にゲームとしてあまりに簡単すぎたのです。そこそこ慣れたプレーヤーならば最高難易度でも歯ごたえを感じることもなく、(むしろ設定を間違えたか不安になるほど)クリアできてしまうでしょう。ミッション自体も10個で6時間もあればクリアが可能だと思います。

 

発売当時に定価で買ったらとてもじゃないけれども、やはり不満が出ると思いますが、わたしはアマゾンで500円程度で購入したので満足の行く出来でした。さらにリアルな戦闘が体験できてとても楽しかったです。

 

 

ちなみに現在進行形のテロとの闘いを題材にすることはさすがにアメリカとは言え反感を買ってしまったようで本国では論争になったようです。2015年初頭の日本において戦争の危険というのはここ60年で最高潮に高まっています。わたしも近いうちに戦争について一度、きちんと考えてみたいと思います。自分がなぜこのような戦争や闘いについて興味があるのか、何を見ようとしているのかしっかりと見極めたいと思います。

 


Medal of Honor (2010) - Trailer - YouTube

 

 

メダル オブ オナー

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