しろいはなび

twitterでは手狭に感じてきたのでブログを始めてみました。

読みたい本がたくさんある

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photo by Amelia-Jane

最近は椹木野衣の「太郎と爆発」を読んでいる。だけれども、この本、買ってから読み始めて二回挫折して三回目の読書中でなかなか完読できずに、他の本を読むことができずにいる。数ヶ月にわたって真ん中辺りで必ず挫折してその先を読むことができなくなってしまうのだ。

この「太郎と爆発」は震災前に岡本太郎について書いた文章を前半に配置し、真ん中には彼の岡本太郎についての評論「黒い太陽と赤いカニ」を挟み、後半に震災後に岡本太郎について書いた文章が配置されている。どうやらわたしは「黒い太陽と赤いカニ」の中盤くらいで二回とも挫折しているようだ。どうも岡本太郎タイガー立石との関係、そして太陽の塔と万博についての評論についての辺りで論旨を見失ってしまうのだ。どうしたらいいものだろうか。前半のバタイユの思想と岡本太郎の対極主義の思想の関連と相違についての部分はとてもスリリングに読み進めることができるのだけれど、その先に行くとゆっくりと手が離れてしまうのだ。

 

わたしは積ん読をしていると一生読まなくなってしまう質なのは分かっているので、一冊ずつ読み進めていくことにしているのだけれどこの本がひっかかっていてほとんど本が読めなくなってしまっている。今年読んだのは岡本太郎の評論本一冊と水嶋かおりんの風俗業界についての新書本一冊だけだ。どうしても少なすぎて愕然とした。

 

ここからが本題なのだけれど、ツイッターを見ていると色々なひとが色々な本を紹介して「これが面白いよ」「これを読むといいよ」みたいなことを思い思いにツイートしていてそれが流れてくる。そのツイートを読むと確かにこれは読んでみると面白いかもしれない、なんてことを思って欲しいものリストに入れておくのだけれど、前述の通りなかなか読み進められていないので増えるばかりで減っていかない。そして、そもそもあんまり自分の専門的な領域ではなかったり、そもそも軽めの本であったりしてサプリ的な本もたくさんあって、本当に膨大な文字量に途方に暮れる。それに池澤夏樹の日本文学全集も読んでみたいと思っているけれども、なかなか手をつけられずにいる。

 

本当にたくさんの本が出ていて、そのすべてが興味深そうで、ただ、わたしの時間は有限で、文字を読める量はいつまでたっても変わらない。

 

どーしたらいーんだろーなー、っていう投稿でした。これがわたしの溢れそうになっている欲しいものリストです。